雙志館の活動のひとつとして、「空手道部」を創設いたしました。
この活動は、空手を通じて人前で話をする際に欠かせない、良い姿勢や大きな声、堂々とした態度を身につけよう、という趣旨で行います。講義講演を行う講師、コンサルタント業の人だけでなく、スピーチやプレゼンテーションが上手くなりたい、というビジネスパーソンにもお勧めいたしいます。
人前に立つ場面では、日ごろ心身を鍛えていなければ、効果的な話はできません。どんなに内容を伝えようとするにも、声が小さい、姿勢が悪い、緊張しあがってしまうなどということでは、ビジネスパーソンとしての活躍は望めないでしょう。日ごろからの心身の鍛錬がその人の存在感につながります。そのために空手は大変向いています。
当空手道部の活動は基本、型を中心とし、あわせて発声練習なども行います。空手未経験者、初心者歓迎です。
「運動不足を解消したい」「ひとりでもできる運動法を習得したい」そして「ビジネスの場で堂々とした態度を示し、説得力のある話ができるようになりたい」という方のご参加をお待ちしております。
■中高年歓迎!還暦のお祝いもあり
■2023年1月7~9日 山梨県河口湖畔にて合宿
■2022年8月21日 厳島神社奉納演武会に参加 (コロナ禍のため人数制限により5名出場)
■2019年8月18日 厳島神社奉納演武会に参加
「やってみたい」と言う気持ちから何かを始めるのはよくある話です。でも、「全くやりたいと思ったこともないのに、ちょっとしたきっかけで始めることになってしまった…」、というのも実はよくある話です。私が空手を始めたのは、明らかに後者の理由でした。
もともと大嶋利佳先生のプレゼンテーション講座に集まった仲間の一人が、先生が空手の黒帯という話から、「わぁ、私も空手やってみた~い」と言ったのが始まりでした。「ほんとに?」と先生も半信半疑ながらも、神保町のオフィスで体験教室を開いてくださいました。そして月に1~2度の夜間空手教室(別称:おばさん空手教室)が始まったのでした。2009年3月から始まり、2014年の年末にメンバーの体調悪化や家庭の事情などで自然解散したのでした。
ところが2018年の初冬のある日、私の空手人生は、思いがけず再開することになりました。「今度雙志館に空手部を作るので、藤井さんも参加してくださいね」と、大嶋先生に誘われたのです。おばさん空手教室の軽い気持ちで参加したのですが、今度は以前よりも本格的な稽古で、勢いで空手着まで買ってしまいました。
私が空手を始めたのも、やめないのも正直に言えば消極的な理由です。すぐに夢中になったわけではありません。でも続けて練習していると、少しずつ新しい型ができるようになりました。若い時から運動をしたことがなく、どちらかと言えば苦手な私でも、昇級審査に合格し、帯の色も変わりました。審査の時のドキドキ感と、合格した時の喜びは他では味わえません。それに空手は健康寿命を延ばす効果もありそうです。これからも私、多分空手を続けると思います。
ファイナンシャルプランナー(NPO法人Wco.FPの会 所属)
藤井智子(雙志館メンバー)
大学時代に空手部員であった夫が、2017年の秋に雙志館で空手の稽古を再開しました。こちらの道場のモットーは、「人前で堂々と振る舞いたい社会人のための空手」とのこと。日頃から自信をつけたいと思っていた私はすぐに関心をもち、夫について稽古を体験することにしました。私は過去に武道とは全くご縁がなく、道場に響き渡る「えい」という掛け声や、「押忍」という挨拶に、唯々圧倒されました。しかし、きびきびした先生方のご指導がとても心地よく、また運動不足の私たちを励ます温かい先生方の笑顔にすっかり惹きこまれました。それから、毎週、夫について道場に通うようになり、武道という新しい扉が私の前に開いたのでした。
日曜日は稽古をする日として、我が家で習慣化がされていきました。また、「稽古でスクワットをして筋肉痛だ!」と、空手が週明けの職場での会話のネタとなり、イギリス人の上司に、「いつブラックベルトになるのか。まだ、オレンジ帯のままか。」と、冗談を交えて励まされるようになりました。空手を通じて話題の提供ができ、職場のコミュニケーションが円滑になったたことも、稽古の効果だったと言えます。
2020年の冬、そんな私に転機が訪れました。青帯を目指した昇級試験で、残念ながら結果は不合格。振り返ると、それまでの私の稽古は受け身なものだったのです。自ら稽古をする姿勢を取り入れない限り、上達はしないと、その時にやっと気がついたのでした。私は道場のお仲間に声をかけ、オンライン夕錬を開始しました。自ら率先して稽古をすることで、空手との向き合い方がガラリと変わりました。オンライン夕錬では、日曜に習った型を復習したり、筋トレを取り入れ下半身の強化をしたりしています。コロナ禍で在宅勤務が続きますが、心身を鍛え健康に過ごすことができたのも、画面越しに集う夕錬仲間のおかげです。
空手を始めて3年が経ち、空手が夫婦で共通に楽しむことができる趣味として定着しました。空手を通じて積極性を身につけることで、自信がついてきたと感じています。雙志館の奨励する「人前で堂々と振る舞える」社会人になれるよう、これからもしっかり稽古を積んでいきたいと思います。自信をつけて、人前力を高めたい社会人の皆さんに、空手をお勧めします。
藤原広子(雙志館メンバー)
ブランドマネージャー
私は50歳になった年に雙志館で空手を始めました。
もともと空手にそれほど興味があったわけではありません。「新年の板割りをやってみませんか?」とのお誘いに惹かれて参加したら、意外に楽しくて、そこからどんどんハマっていきました。
空手1年目にして世界遺産である厳島神社での演武会に、キャプテンとして参加させていただいたことは、何にも代えがたい貴重な経験となりました。
「体力維持・健康増進」「精神力・人前力が鍛えられる」「幅広い年齢・職業の方と切磋琢磨しあえる」などなど、空手と出会えてよかったと思えることはたくさんあります。
特に一つあげるなら「週に一度、稽古で心身ともにリセットできる」ということです。私はデスクワークで、普段は運動をほとんどしません。週1回体を動かして汗をかくことで、体がシャキッとし、気分もスッキリするのです。今では私にとって外せない貴重な時間の一つとなっています。
稽古を続けていると、できる型の種類が増え、帯の色も変わっていきます。これもまた一つの楽しみです。黒帯を目指してやる気もさらにアップします。
50になって出会った空手、一生続けていきたいと考えています。
ITコンサルタント
藤村雅也(雙志館メンバー)
■友好協力団体「空手道 真星会」
3年前より空手をはじめた。60前に人生でほとんど初めて武道を学びはじめる。高校の体育の柔道以来である。
そこで向き合うのは「できない私」である。基本ができない、型を学ぶがなかなか覚えられない。蹴りをするが足が伸びない。正挙突きをしても手が素早く動かない。そんなことに戸惑いながら、稽古を続けていく。
不思議なもので、稽古を繰り返していくと少しずつ体が覚えていく。
今の世の中は、なんでも「すぐに」「簡単に」と結果を求めるが、それは表面的に思える。
時間をかけ、失敗をし、その姿をさらし、勇気を持って続けていく。それが、仕事にもプライベートの活動にも真摯に向き合う自分を鍛える。
出来ない私と向き合う時間を与えてくれる空手。心身ともに鍛えてこそ、仕事も人生も楽しめるだろう。多くの人に勧めたい。
研修講師・ファシリテーター・ビジネス作家
大嶋友秀(雙志館メンバー)
→プロフィールはこちら